洞爺湖で「山まるっとプロジェクト」がスタート!
3児の母でもあり、保育士やベビーシッターでもある西村真由美さん。「ママたちを元気にしたい!」「自然の中で子どもたちをのびのび遊ばせたい!」という想いから、「山まるっとプロジェクト」を立ち上げました。
山まるは、洞爺湖が一望できる棚田だったところに場所を構えます。湖に向かってそこに立つと、大人も子どもも迷わず「うーん」と両手を伸ばしたくなります。それほど気持ちがいい絶好のロケーションです。大きな公園並みの広さがありますが、実はそこにはまだ何もありません。草がたくさん生えているだけです。ということで、今年は「開墾」から始めることに!
5月2日、9組の親子が参加して、本格的にプロジェクトがスタート。今回、MOKUマガジンもプロジェクトに同行させてもらいました。
先ほど、草がいっぱいと紹介しましたが、実は山菜の宝庫。雑草の間にはたくさんのヨモギやつくし、ふきのとうが! 立派な行者ニンニクが自生しているところも発見し、早速、みんなで山菜採りを楽しみました。
さらに、畑を作ろう!ということで、クワやスコップで、土を掘り起こす作業も。長い間、放置されていた棚田だったので、太く根を張った草木がたくさんあり、みんな四苦八苦。それでも参加した小学生の子どもたちは、一生懸命掘り起こしてくれました。大人の中には、「こんなことをするの初めて!」という人もいて、黙々と作業していましたが、なぜか楽しそうにも見えます。自然の中で土に触れるというのは、案外リラックス効果があるのかもしれません。
子どもたちは、たき火の番をしたり、探検したり、近くの沢へ行ったり。どれだけ騒いでも誰にも怒られることもないので、とにかくのびのび、自由に過ごしています。ゲームもおもちゃも遊具もないけれど、自分たちで遊びを考えて楽しんでいる姿は、ある意味たくましく見えます。遊ぶ力は生きる力だと感じました。
お昼ご飯は、みんなで採った山菜を使って、その場で調理。大きな土鍋でご飯を炊き、ゆでたヨモギ、塩、ごま油を混ぜた「ヨモギご飯」は、あっという間になくなってしまいました。つくし、ヨモギ、ふきのとうは、軽く小麦粉をつけて揚げ、塩をふって食べます。なぜか「ポテトの味がする!」と子どもたちが大半を平らげ、「もっと食べたい!」と追加でヨモギを摘みに行く子も。行者ニンニクは油炒めにして、大人たちがペロリ。採れたて、旬の味を堪能しました。最後は、近くで刈ってきた笹をたき火で炙り、湯に入れて煮だした「笹茶」をいただきました。ちなみに笹茶は美容や健康にも良いそうです。
次回は6月に予定。興味ある方はご連絡を!また、プロジェクトのお手伝いをしたいという方も募集中。インスタもやっています! @yama_maruuto
問い合わせはインスタのDMか、ボーヴィラージュのフェイスブックのDMで。https://www.facebook.com/Beauvillage.sapporo