Agtの令和元年新米レポート vol.1 ~道まんなか米編
いよいよ新米の季節到来です!
2019年9月。今年もお米の収穫の季節がやってきました。今年の北海道は安定した天気に恵まれ、昨年の長雨や台風のような影響を受けることなく秋を迎えることができました。新米を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
まもなく行われる刈り取りの作業を前に、今年のお米の生育状況を伺うべく、お世話になっているお米農家さんのもとを訪ねてきました。Agtの無肥料・無農薬米づくりに取り組む北海道の農家さんとお米について、全4回に分けてお伝えします。
Agtのお米は、無肥料・無農薬栽培のものだけだから安心
ご存じの方も多いかもしれませんが、Agtで販売しているお米は、すべて無肥料・無農薬で栽培されています。
無肥料・無農薬栽培には、誰もが安心して食べられる「安全性」、土や水、日光や微生物など自然の力が作る「作物本来のおいしさ」、自然に残留農薬などの負荷を与えない「環境保護」の3つの側面があります。
人も自然も健康でいることで、たくさんのいのちが輝きます。そのために大切なのは「食」であり、私たちの主食であるお米です。毎日食べるものだからこそ、お米はより多くのいのちを輝かせることができる食べ物だとAgtでは考え、安心安全な無肥料・無農薬米を取り扱っています。
北海道の〝ど真ん中〟、芦別へ
コラムの1回目に紹介するのは、北海道の中央に位置する芦別市の「アグリシステム太田農園」。
ここでAgtの「道(どう)まんなか米」(ゆめぴりか)を無肥料・無農薬で育てている太田拓寿さんは、父・良雄さんが30年以上続けてきた有機栽培の圃場をベースに無肥料・無農薬栽培へ転換を始め、今年で12年目となります。
さっそく案内してもらった圃場は、農園の中でもひときわ緑の豊かな場所にあります。無数のとんぼが上空を飛び交っていてこの時期ならではの光景を見ることができました。
土を休ませる、というお米作り
「今年のお米は例年ぐらいには育っていると思います。収穫してみるまではわかりませんけどね(笑)」と太田さん。
土や水などの自然の力だけで稲を育てるため、どれだけ管理を徹底していても、収量は最後まで分からないのが無肥料・無農薬栽培の難しいところ。太田さんの圃場では、無肥料・無農薬栽培とお米の収量を両立させるため、田んぼをローテーションさせる形で一年間休耕させています。土を休ませて力を蓄えさせることによって、稲の生育も安定するそうです。
「休ませている分の収量は減りますが、長い目でみればこのやり方があっているんだと思います」。今年休耕となっている圃場の土を見て、「お米を作るのにかなり良い状態になってきた感じがありますね」と太田さんは嬉しそうでした。
2年前に訪れたときには、「ゆくゆくは他の田んぼもここのようにきれいな環境にできたら」と話していた太田さん。その頃と比べて、緑も生き物も増え、着実に理想の環境へと向かっていっているような気がしました。
太田さんが作った「道まんなか米」は、こんなお米!
「道まんなか米」という名前は、産地の芦別市が北海道のほぼ真ん中に位置していることから名付けました。
品種は北海道を代表するブランド米「ゆめぴりか」。ほどよい粘りともっちり感に加え、抜群の食味の良さが人気のお米です。
太田さんの「道まんなか米」は自然豊かな環境と、ダムから地下の配管を通って直接引いているとてもクリーンな水で育ちました。
ふっくら食べ応えのあるお米で、炊きたてのごはんがお好みの方におすすめです。
「令和元年産 道まんなか米」は、10月下旬以降の取り扱いを予定しています。ご購入はあぁう米オンラインショップからどうぞ。
取材・文/syoma(Agtスタッフ)