江戸の万能調味料「煎り酒」を作ってみませんか?
「煎り酒」って、知っていますか? 日本酒と梅干しとかつお節で作る、江戸の人々に親しまれていた万能調味料です。しょうゆと同じように使うことができますが、塩分はしょうゆより少なく、素材の風味を生かすのが特徴といわれています。特に、白身魚の刺し身やお浸しにおすすめ。今回は、MOKUが運営する飲食店「Agt」のスタッフ(おしえて、かねごん先生のかねごん)が教えてくれた煎り酒の作り方と、煎り酒を使った料理のレシピを紹介します!
煎り酒の作り方
<材料>
梅干し…3粒
純米酒…1カップ(200ml)
かつお節(花かつお)…ひとつかみ
<作り方>
1/材料を全て鍋に入れて弱火でコトコト煮詰めます。
2/濃い色のだし汁の色になれば完成。かつお節は取り出します。
※煮詰め時間で味の濃さを調整できます。目安としては、薄めが3〜4分、濃いめが5〜6分。
<煎り酒を使ったお手軽レシピ>
煎り酒の漬け物
<材料>
キュウリ…1本
カブ…1/2個
煎り酒…大さじ4
塩…2つまみ
※ナスや、ミョウガもおすすめ!!
<作り方>
1/野菜を洗い、水をよく切っておきます。
2/ビニール袋や保存袋に材料を全て入れて、軽くもみます。
3/半日から一晩置けば、完成。
タコのカルパッチョ
<材料>
タコ…お好みの量
水菜…1/2束
タマネギ…1/4玉
煎り酒…大さじ2
オリーブオイル…小さじ1
塩…1つまみ
<作り方>
1/水菜は5cm幅にカット。タマネギはスライスして10分ほど水にさらし、よく水を切っておきます
2/タコは食べやすいようにスライスします。
3/煎り酒、オリーブオイル、塩をボウルや小皿に入れてよく混ぜます。
4/1の野菜とタコを皿に盛り付け、3をかければ完成。
梅パスタ
<材料>
パスタ…100g
キャベツ…1/8カット
Agtの梅ラー油…大さじ2
煎り酒…大さじ1
大根おろし…大根の幅約10cm分
大葉…2枚
きざみのり…少量
<作り方>
1/1ℓのお湯に塩小さじ1(分量外)を入れ、沸騰したところにパスタを入れ5〜6分ゆで、ゆで上がったらよく湯切りをします。
2/フライパンに梅ラー油、キャベツを入れて軽く炒めます。
3/キャベツに火が通ったら、パスタ、煎り酒を加えて、和えます。
4/皿に盛り付け、大根おろし、きざんだ大葉、のりをトッピングして完成。
※Agtの梅ラー油は、店頭で販売。オンラインショップに登場することもあります。