おしえて!かねごん先生 第7回「玄米ってホントにいいの?」
Agtスタッフで、管理栄養士でもある“かねごん”先生に、体と栄養のことについて教えてもらうコーナー。7回目は、前回の最後に玄米について話題が出たので、玄米について教えてもらおうと思います。
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編集部/前回、お米は素晴らしい、さらに玄米はもっと素晴らしいという話で終わってのですが、今回はもう少し玄米について詳しく教えてください。
かねごん/はい、分かりました。前回、玄米は食物繊維のほか、ミネラル、ビタミンが豊富であること、人間の健康保持に必要な栄養素のほとんどが摂取できることをお伝えしました。
編集部/足りない分は、みそ汁で補えるから、昔の人は「一汁一菜」だったと。
かねごん/はい、そうなのです。宮沢賢治の「雨ニモマケズ」にも「一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ」とありますが、本当にそれで十分といえます。
玄米は、稲から、もみ殻だけを取り除いたもので、表皮、胚芽をはじめ、何種類もの層が残されています。玄米から精白された表皮や胚芽が米ぬかとなります。この米ぬかに、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルと人間に必要な栄養素がたくさん含まれているのです。
編集部/精米すると、この栄養素をだいぶ捨ててしまっているということですか?
かねごん/残念ながらそういうことになりますね。玄米を食べることは、お米の栄養を丸ごと食べるということになるのです。
マクロビや食養などでよく使われる「一物全体」という言葉は知っていますか? これは、もともと生きているものはまるごと全部で完全である、分割されずありのままでいるのが良いという仏教用語からきています。食材は丸ごと食べることで用を成すという伝統的な考え方です。野菜であれば、皮つき、根つきのまま丸ごと食べる、お米なら玄米や胚芽米で食べるということです。実際、栄養学の見地からも、野菜の皮や芯、穀物の表皮や胚芽には、ほかのところには入っていない栄養素がたくさん含まれています。これらの硬い部分は消化が悪いといわれていたこともありますが、よく噛むことで唾液が出るので逆に消化の手助けにもなりますし、近年では食物繊維が豊富であると見直されてもいます。ですから、お米もできれば玄米で食べるのをおすすめします。
とはいえ、玄米は食べにくい…という方もいると思います。体にいいからと無理して食べるより、美味しいと思って食べることが大事だと思うので、前回もお伝えしましたが、慣れない方は、白米に少しずつ玄米を混ぜて食べたり、あるいは白米に雑穀を混ぜて食べ、少しずつ慣らしていけばいいと思います。
編集部/Agtの店で販売しているオリジナルの「あぁう米」がおすすめと言っていましたよね?
かねごん/そうですね。自分で玄米と白米を混ぜたりするのが面倒という方にはおすすめです。「あぁう米」は無肥料・無農薬の10種類の玄米と白米をブレンドしていて、炊飯器で炊けるので、玄米食を始めたいという初心者の方には手軽でおすすめです。
編集部/あと、よくダイエットしたい人とかは玄米食べるといいと聞きますが…。
かねごん/そうですね。実際、カロリーは白米と玄米はさほど差がないのですが、先ほども述べましたがビタミンやミネラル、さらに食物繊維が豊富なので、便秘が解消され、腸内環境が整うということでダイエット効果も高まるとはいえます。腸内環境が整うと、肌がきれいになるといううれしいおまけもついてきますし。また、前回お伝えしたように白米に比べると、血糖値の急激な上昇を抑えられ、糖の吸収を穏やかにしてくれるので、ダイエットするならば白米より玄米のほうがいいですね。
編集部/有名なモデルや女優さんたちも玄米食の方、多くいますよね。なるほど。ちなみに、白米を玄米に置き換えるだけでなく、何か玄米を使ったおすすめのダイエット方法とかありますか?
かねごん/おすすめは、7号食です。短期間で体質改善もできるといわれている半断食の食事方法で、デトックス作用があり、もちろんダイエットにもおすすめです。
編集部/7号食? 気になりますね。では、次回は7号食について詳しく教えてください!!
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